花粉症の人は手の老化が進む?
春は1年の中でも花粉の飛散種・飛散量が多い時期。この時期に花粉症でくしゃみや目のかゆみでお悩みの方が多いですよね。
アレルギー反応は、鼻や目だけではありません。肌荒れの症状に悩まされる人が少なくありません。
実は、この花粉症による肌荒れの影響は、顔だけにとどまらず、手肌まで老化させてしまうのです。
花粉の季節に、肌が荒れて困るという女性は、約7割
花粉によるアレルギー
花粉が肌につくことでアレルギー反応を起こすのが、花粉症皮膚炎です。
- かゆみ
- 湿疹
- 赤み
- 乾燥
- ヒリヒリする
その中で一番悩んでいる女性が多いのは「肌が乾燥する」で、6割近くいます。
花粉のせいで乾燥肌&敏感肌になってしまい、肌のバリア機能が低下するため、こういった症状が出てしまうのです。
特に春は、気候や温度変化が大きく、乾燥しがちです。また、3月頃からは紫外線量も増加してくるため、お肌への負担が大きくなります。
つまりは、花粉だけでなく色々な要因で、この時期は、皮膚のバリア機能が低下しやすく、肌が乾燥して、ところどころ白く粉を吹く方も増えるのです。
こういった肌が痒く乾燥する方は、手の老化が進行しやすいのです。
健康な状態の肌には、約30%の水分が含まれています。
ところが花粉症で肌が乾燥している状態だと、お肌の水分量が減っていきます。
水分が減ると、細胞と細胞の間に隙間ができ、花粉、細菌、ホコリ、紫外線などの刺激が入り込んで、アレルギー反応(炎症)を起こしやすくなります。
これが、花粉症のヒリヒリの原因だったのです。
花粉症による肌の乾燥が進行すると、たるみやくすみの原因に…
乾燥した状態を放っておくと、影響は角質層の下にまで及んでいきます。
肌のハリやもっちり感を支えているコラーゲンやエラスチンが失われていき、皮膚がたるんでしまいます。
手の皮膚がたるむと、血管が凸凹目立ってきて、骨骨しくゴツゴツした手になります。
また、肌が痒くなり擦りすぎると、色素沈着して、シミになります。
そして、乾燥すると角質が溜まって、くすんだお肌に見えてしまいます。
乾燥を長期間続くと、シワになってしまいます。
花粉症による肌の乾燥は、手の血管の浮き、ゴツゴツな手、シミ、くすみ、シワまでも作ってしまう可能性があるのです。
では、花粉症で一気に手の老化を進めないためには、どうすればよいのでしょうか?
花粉から肌を守るための対策
肌のバリア機能を高めて、粒子を寄せ付けないように必要があります。肌が乾燥して、古い角質が残っていると、バリア機能が正常に働きません。