手が乾燥する人、しない人。いつもの手洗いに違いが!?
あなたは1日に何度手を洗いますか?
トイレに行く度に、ごはんを食べる度に手を洗いますよね。
1日に何度となくする手洗いが、実は手肌には負担になっています。
特に、小さなお子さんがいるお母さん、医療や飲食業など、手を洗う機会が多い方は要注意です。
手を洗う度に、手の油分が取れて乾燥しやすくなります。しかも、その手洗い方法で、さらに手荒れを促進させている可能性があります。
1日5回手洗いをする人は、年間で1,825回も手を洗う事になります。
単なる手洗いでも、これだけの回数していると、その積み重ねで手肌は老化していきます。普段の手洗いの仕方で、手が乾燥して、シミ、シワなどの老化を早めている人がいます。
手を老化させる人のNG手洗い
トイレで手を洗った後に、ハンカチやタオルで手を拭かず、自然乾燥させると、手肌の老化を早めます。手から水分が蒸発していく際に、一緒に肌から潤いを奪います。
手を洗う時に、ハンドソープを使っているので、手の表面の皮脂が奪われています。水分を守る表面の油がない状態で自然乾燥をさせると、手肌の水分の蒸発を防ぐ事ができなくなるのです。
さらに、危険なのは、ハンドドライヤーで手を乾かす行為です。
例えば、洗濯物を干した時に、風の強い日は早く乾きますよね?それと同じように、ドライヤーの風を当てて急激に乾かすと、手肌も乾燥が進みます。
手洗いだけでなく、洗濯物を干した時も注意が必要です。手には水と洗剤が付いています。その状態で自然乾燥させるので、手は乾燥してしまいます。
乾燥すると、手肌はくすむ
手肌が乾燥すると、手荒れやアカギレになってしまうだけではありません。
乾燥した手肌は、灰色っぽくくすんで見えます。
乾燥して表面が荒れた肌は、光が乱反射して、灰色っぽく暗く見えてしまいます。
また、肌が乾燥すると肌内部の水分を守ろうとして、角質層がミルフィーユのように蓄積して重なります。
本来であれば、きちんとはがれ落ちるはずの古い角質が肌表面に厚く重なり、手肌がグレーっぽく見えるようになります。老化角質にはメラニンが含まれているので、厚く重なると灰色がかって見えます。
このように、手洗いをする度に、手を乾燥して老化させないためにできる事をご紹介します。
手を老化させない手洗い法
1. ハンカチで手を拭く
最近、20代の女性はハンカチを持ち歩く人が少なくなっているそうです。
手を洗った後に、その塗れた手で髪の毛をセットしたり、着ている服で手を拭いている人は、手を乾燥させてしまいます。
ハンカチを持ち歩く習慣をつけて、手洗いの後は優しく手についた水を拭きましょう。
2. 手を洗った後は、ハンドクリームでカバーしましょう
ハンドソープで手を洗った後は、手の表面の皮脂がなくなっています。寒い季節だと皮脂の分泌が少なくなるので、ハンドクリームを人工の皮脂代わりにしてカバーしましょう。
3.ハンドクリームを塗るときに、手のマッサージをしましょう
ただハンドクリームを塗るだけでなく、指のサイドを刺激しながら塗ると効果的です。
手は血行不良になりやすい箇所で、乾燥しやすいです。一時的でもマッサージで血流を促す事で、手肌のターンオーバーの周期を整えることができます。
手は体の他の部位よりも皮脂腺が少なく、乾燥しやすいパーツです。ハンドクリームは他の部分に使うクリームよりも油分が多く含まれているのはそのためです。
毎日、何度もする手洗いの習慣を変えるだけで、乾燥を防ぎ、手の老化を防ぐことができます。