手の血管が浮くのは、ハリ不足が原因
40代辺りから、手の老化が気になってきます。
手の甲のシミやシワだけでなく、手の老化の悩みの中で多いのが、「血管の浮き」です。
手の血管が年齢と共に目立ってくる理由は、手肌のハリがなくなるからです。
ハリがなくなった肌はたるみ、肌の下にある血管や骨が表面に目立って見えてしまうのです。
手肌のハリを失う原因をお伝えします。
「ハリのある肌」とは、肌が重力に負けないで「ピーン」と張った状態のことを言います。
肌のハリは、引っ張ったときの強度と押したときの戻り(弾力)で、ある程度分かります。ご自身の手肌をちょっと摘まんで、手肌のハリを確認してみまましょう。
肌のハリは弾力と大きく関わっているという事は、肌は、その表面だけでなく下の方も関係しているというのが分かると思います。
皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からなっています。3層の中でも肌のハリに特に関係が深いのは、「真皮」です。
そして、肌のハリは、真皮の下の「皮下組織」とその下の「筋肉」までも影響しています。
つまり、肌のハリは、真皮、皮下組織、筋肉の若々しさでもたらされます。
手のケアは早いうちから!
30代、40代、50代と年代を重ねれば、誰でも肌のハリは減ってしまいます。
ハリは、真皮が深く関わっているとお話しましたが、真皮は肌の表面とは違って、ターンオーバーを頻繁にできません。という事は、一度失われたハリは取り戻すのに時間がかかるのです。
しかも、手の場合、ターンオーバーが体の他の箇所よりも遅いため、一度ハリがなくなると、回復することはかなり難しくなります。
早いうちから、手肌ケアを始めていなければ、手肌のハリが失われ、血管の浮きを防ぐことができなくなってしまうのです。
手肌のハリに重要な要素
手肌のハリを保つには、血管と、脂肪と筋力の2つの要素が大きな役割を担っています。
1.血管
皮膚の真皮は、肌のハリにはとても重要です。その大部分をコラーゲンが占めており、その間にヒアルロン酸やエラスチンなどが存在します。
コラーゲンは真皮全体に網目状の構造をつくり、肌に弾力を与え、ヒアルロン酸は肌の潤いを保つ役割を担います。そして、真皮にはもう一つ、重要な細胞が存在します。「線維芽細胞」です。
人は本来コラーゲンやヒアルロン酸を体内で生成する事が出来ます。その役割を担っているのが、線維芽細胞です。つまり線維芽細胞は、肌のハリのもととなるコラーゲンやヒアルロン酸などを自ら生成し、肌にハリを生み出します。
そんな真皮に栄養を送り届けるはたらきを果たしているのが血管です。
血管が健康で、しっかりと栄養素が真皮に届けば、線維芽細胞をはじめ真皮の組織も元気になって、ハリのあるお肌がキープできます。
このようにハリのあるお肌は、真皮のコラーゲン、ヒアルロン酸、そしてそれらを生み出す線維芽細胞、そして血管が健やかな状態で調和することでもたらされているのです。
この真皮をさらに身体の奥から支えているのが皮下組織と筋肉です。
2.脂肪と筋力
皮膚の1つ奥の皮下組織は、ほとんどが皮下脂肪です。この皮下脂肪の衰えによって、肌はハリを失います。
脂肪が増え、脂肪を支える筋肉も衰えれば、重力に任せてたるんだ皮下脂肪は、肌のたるみを引き起こします。
また、筋肉が減ることで、むくみやすく、脂肪も増えやすくなります。それらがさらに、皮下脂肪を下げて、ハリが失われます。
皮下脂肪の衰え、筋力の低下が、ハリ低下の原因になるのです。
皮下組織と筋肉が若々しい状態であれば、皮膚の土台である真皮をしっかり支えることができるので、ハリのあるお肌をキープできます。
人の身体やお肌は、全てつながっています。また、一緒に老化しています。そのため、肌のハリの低下が起こるのは、たった1つの原因というより、真皮、皮下組織、筋肉いずれも老化した場合に多いのです。
手肌のたるみは、ハンドクリームを塗るだけでは解決するのが難しいです。身体の内側からのアンチエイジングが重要です。
ハンドビューティーでは、体の外側からのケアだけでなく、食事や運動、睡眠など生活習慣をトータルで整え、体質改善する事で、手肌の若返りを実現させます。
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